生産にしても営業にしても仕事をしている上でついて回るのがノルマです。仕事をしていて、精神的に圧迫される要因の一つがノルマでないでしょうか?コンビニでアルバイトをしていても、ノルマがあるのです。アルバイトでもクリスマスケーキの販売や季節毎のイベント時にはノルマがあります。
当然、MRにもノルマがあります。年々ノルマが上がり、特別なことがない限り、そう簡単にはノルマ達成できないように数値は設定されているはずです。しかし担当エリアによっては簡単に達成できるエリアもあります。ノルマが達成できるか否かは担当エリアの状況に大きく左右されます。シェアが高いエリア、人口が増えている都会は市場が高まり、人口が減っている地方よりもノルマの達成率は高いように思います。
ノルマは目標ですから、目標は低いよりも高く設定されます。目標があった方が、目標がないよりも仕事しやすいと言う人もいます。達成できた時の充実感を味わえますが、達成できなかったとしても、億単位のお金を動かしている多少の充実感はあるようです。
困難な目標やノルマが達成できなかった時にペナルティがあってはなりません。医薬品業界の良いところは、そのようなブラックな面が少ないというところです。上司にはいろんな人がいるので一概には「ブラックな面はない」とは言えませんが、企業として社員の精神面を含めた健康管理や安全管理は、大企業ほど厳しいです。過重労働はできません。
大企業程、度々、労働基準監督署の監査が入ります。休日出勤の代休はきちんと取らなければなりませんし、過労にならないように国から見張られているようなものです。国民の目も有名企業には厳しいですから。もし監督署から指摘があった場合は、上司は始末書を書かなければなりません。過重労働については厳しいです。
過重労働を避ける、ストレスチェックや産業医を各事業所毎に置くなど、他の業種に比べると職場環境は良いと思いますが、それでも中には病む人もいます。そのような人が仕事を続けるためにも、休暇を取らせる、職場を移動させる、産業医と連携する、復職マニュアルがあるなど様々な対策が取られています。
MR(医薬情報担当者)の学歴 MRとは製薬会社の医薬情報担当者のことを言います。つまり、製薬会社の営業です。 殆どが大学卒上以上だが、学歴は関係ない薬学部卒でなくてもMRになれる MRになるためには殆どの製薬会社は大学卒業以上でなければなりませんが、薬学部卒業でなくてもMR(医薬情報担当者)になることができます。薬剤師の国家資格も必要ありません。意外にも薬学部卒よりも文系卒業の方が多いのです。 それは営業という仕事になり、学生の薬学的な知識よりも。人柄や人とのコミュニケーション能力を重要視しているからです。 エントリーシートを通った人を見てみると決して有名大学ばかりではありません。聞いたこともない大学の人もいます。実際のMRの人の中にも、びっくりするような大学出身の人もいました。 学歴よりも人間重視だということが良くわかります。しかし、何かに秀でている人が多い気がします。 薬品を取り扱う場合、一拠点に1人の管理薬剤師の常駐が必要ですので、各支店や営業所に1人は薬学部卒のMRがいます。 MR(医薬情報担当者)の理系文系の割合 MRは文系の人が多い薬学部卒は管理薬剤師の役職がある 2016年以降の専攻分野別の統計はありませんので、2015年の統計ですが、文系の人が過半数以上の56.9%に上ります。 専攻分野人数割合文系26,98956.9%理系13,15827.7%薬剤師6,24413.2%その他1,0452.2%不明16,699―総数64,135―参考 2016年MR白書 参考 2016年MR白書…
製薬業界の人気の企業 外資系内資系 製薬業界には外資系と内資系とがありますが、人気のある製薬会社は内資系大手製薬会社です。やはり安定という部分で内資の方が人気なのでしょうか。内資系は辞職率も低いです。実際MRとして働いていて感じることは、外資系は中途採用のMRが多く、内資系の平均年齢は高いという事です。 2022年人気企業ランキング 人気企業ランキングの中から製薬会社について抜き出してみました。 中外製薬 大塚製薬 第一三共アステラス製薬エーザイ マイナビと日本経済新聞は共同で、2023年卒学生対象の「マイナビ・日経2023年卒大学生就職企業ランキング」を実施https://news.mynavi.jp/article/20220414-2321921/ 武田薬品工業大塚製薬塩野義製薬ファイザーアステラス製薬中外製薬第一三共 参考 2022年DODA「転職人気企業ランキング」 外資系よりも内資の方が人気のようです。大塚製薬、アステラス製薬が人気で、外資系では中外製薬、ファイザーが人気です。ジェネリックでは沢井製薬の人気があります。 内資系製薬会社 武田薬品、大塚HD、アステラス製薬は日本の製薬会社で営業利益の1位の座を競っている企業です。国内最大大手、日本シェアNo.1は武田薬品です。 武田薬品は独自の流通網を持ち、開発よりも流通に強みがあるのに対し、第一三共はメバルチンの開発により開発力がある企業だというイメージです。実際、第一三共の研究開発費は、武田薬品に続き2位です。そしてアステラス製薬は流通網と開発能力のバランスの良い企業ですが、「セレコックス」「リピトール」の共同販売契約終了の影響があります。 製薬会社研修開発費(億円)前年比武田薬品工業5,26115.4%第一三共2,60214.5%アステラス製薬2,4609.6%参照…
即戦力を求める企業 即戦力会話の引き出しが多い人臨機応変に対応できる人 新卒で入社して、企業で一から育てるよりも、即戦力を欲している企業は多くあります。即戦力として力を発揮できる仕事が営業です。 新卒には無い経験で会話の引き出しが多い30歳以上の方々、それは、専門的な知識でなくてもいいのです。実際医師の中には薬の話を嫌がり、世間話を好んでされる医師もおられますし、会話の引き出しは「あそこの店の料理がおいしい」というような世間話程度のものでいいのです。 医師によって特徴や好みがそれぞれなので、それに臨機応変に対応できる人がより良いと思います。裏を返せば、医師にもいろんな方がいらっしゃるので、MR側もいろんなタイプの人がいても良いのでないでしょうか?ただ一点、人と話をするのが嫌いな方は向かない職業です。 医者の年齢は40~49歳が最も多く、この年齢の医者と話を進めて行くには、ある程度落ち着いた年齢の人が良いですから、30代以上の方も歓迎されます。診療所(家の近くなどにある小さな病院)になると50~59歳の医師が最も多いのです。 MR認定センターの調査結果は以下です。 多くの企業で新卒採用より中途採用によってMRを確保する傾向がみられた。特に外資企業やCSOは新卒者採用に比べ中途採用に大きく依存している。即戦力となるMRが求められていることによる。 製薬会社勤務 MRの職歴や学歴、出身大学 学歴よりも人間性を重視出身大学に拘らない前職はいろんな職種のMRがいる卸業者からMRになった人もいる 実際のMRの募集要項を見ると、営業経験が3年以上とかあります。中途採用のMRの前職は営業の方が多いですが、中にはサービス業の方もいます。医薬品の卸業者から製薬会社に入る方もいます。学歴も様々です。大卒でなければなりませんが、決して高学歴ではありません。実際、某一流メーカーのMRの方で、地元の人しか知らない地方の私立大学出身の方がいましたから。有名医薬品メーカーでも学歴よりも人間性を重視するようです。 製薬会社勤務の給与について 年収1000万円超える日当が支払われる 良く目にする年収は実際よりも低く記載されているのではないかなと思います。MRは年収1000万円以上もらっている方も多いと思います。製薬会社ならばこの位の収入はあると思います。世間に知られていない大学出身でも年収1000万円超えは可能です。…
製薬会社にはMRという職種があります。MRは医薬情報担当者と言いますが、ほぼ営業の仕事です。この仕事、意外にも給与がいいのです。 製薬会社の年収ランキング 年収ランキングの製薬会社を書き出すと以下です。 製薬会社平均年収ソレイジア・ファーマ1490万円サンバイオ1247万円そーせいG1228.5万円シンバイト製薬1194.1万円中外製薬1155.8万円モダリス1144.5万円武田薬品工業1105.1万円第一三共1094,9万円製薬会社年収ランキング ランキングに用いたのは、2021年4月期~22年3月期の有価証券報告書に記載されている従業員の平均年収。製薬会社年収ランキング 上位を占めているのは、新しい企業で、バイオベンチャー企業です。 上位4社のうち21年度(サンバイオは22年1月期、ほかの3社は21年12月期)に営業黒字を確保したのはそーせいGとシンバイオ製薬の2社。製薬会社年収ランキング 大手製薬会社では、中外製薬が良く、過去には大手の中ではトップと言われていたエーザイの年収が下がっています。武田薬品工業、第一三共は安定して1000万円以上をキープしています、 製薬会社 MRのボーナス ボーナスは外資系が良いと言われていますが、外資系は景気や売上げに左右されるので、良い時にいいけれども、悪い時にはグンと年収が落ちると言われています。しかし製薬業界は、景気の影響を受けない業界です。 2022年しごとカタログの口コミ 製薬会社年間平均ボーナス額中外製薬え426万円武田薬品工業347万円アステラス製薬318万円ファイザー270万円帝人ファーマ267万円しごとカタログより 「就職四季報2016年版 総合版」掲載の1247社のうち、ボーナス年間支給額に回答のあった546社を集計、50位以内の製薬会社。…
女性のMRが増えている 今、女性のMRが増えています。先日もある医院に行ったら待合室で待っているMRの9人のうち8人が女性だったと聞きました。以前は地方には女性のMRはいませんでしたが、今は地方にも女性のMRがいます。 女性のMRは昇進など不利なのか? MRに関しては女性だからといって不利な点はまったくありません。そして、女性でも転勤があります。しかし、女性のMR活躍は最近になってからのことですから、まだMRの管理職は少ないです。 アストラゼネカや日本イーライリリーは、女性管理職は30%以上に達しています。外資系の企業の方が、女性は昇進しやすいようです。 アストラゼネカの「部長職」以上の女性管理職は約30%にのぼります。アストラゼネカ 女性のMRの産休 コンプライアンス重視 医薬品業界はコンプライアンス重視しています。 産休はきっちり取れます。産休制度は最長で満2歳の誕生日まで産休が取れる、産後も就業時間が16時退社など優遇されています。女性が安心して働き続ける制度は作られています。実際、3人のお子様を出産し、職場を離れたり復帰したりの状態が7年近く続いているMRもいます。
製薬会社 MRという仕事のメリット この仕事のメリット MRには資格試験があり合格するとMR認定証を取得できるMR認定試験のための参考書や勉強会など、企業の教育環境が整っているお金を扱わないのでお金に関するトラブルがない MS(医薬品卸)は配送・集金という仕事がありますが、MRは情報の提供のみで、商品を扱うことはありません。 MRには資格試験があり合格するとMR認定証がもらえる 製薬業界内の認定試験があります。合格するとMR認定証がもらえます。認定証がなくてもMRとして仕事は可能です。稀にMR認定証がなければMR活動ができない病院があります。私がこのMR認定証を見せたのは一度だけ、それも医師との雑談の中で見せたくらいです。MR認定試験に通らなければ会社を辞めなければならないということもありません。MR認定試験に合格すれば給料がアップする企業もあります。MR認定証をもっていると転職の時にも持っていない人よりも有利に働きます。 MR認定試験のための参考書や勉強会など、企業の教育環境が整っている 製薬会社側はMR認定試験の合格率を上げたいので、教育機関は整っています。稀にですが、MR認定証を取得していないMRは立ち入れない病院があります。国家資格ではなく、MR認定証がなければ仕事ができないというわけではないです。 お金を扱わないのでお金に関するトラブルがない MRは医師に医薬情報を伝えることが仕事であり、配達やお金の回収などによるトラブルはありません。医薬品卸業者となる配達とともに集金もあります。 製薬会社 MRという仕事のデメリット 転勤があり、自分の希望が通らない担当エリアによっては、朝が早い時がある 転勤があり、自分の希望が通らない…